ニュージーランドから帰国された向原様からペンギンへの情熱に溢れたメールをいただきました(^○^)!!

2012 年 9 月 24 日 月曜日

まずは、帰国された向原様からいただいたメールをご覧下さいませ_(._.)_!!

上田一生さま

向原です。
3カ月間のクライストチャーチ(CHC)生活から帰ってまいりました。
拠点をCHCに置き、北に西に南へ鉄道の旅、野生生物との出会い、そして世界中からのバックパッカーとの交流など変化に富んだ経験ができました。

特に南のダニーデンではyellow-eyed penguinに出会いたい一心で1週間の滞在を計画しました。飼育ではなく自然状態での姿を是非観たいとの思いです。鉄道乗車や市内観光以外に2日間の予備日も設けました、が幸いにも一回目の挑戦で出会う事が出来ました。

しかし、オタゴ半島の状況は決して安心できません。
現地案内してくれた方々は日々どのような仕事をされているのか、現在の生息状況は正確に把握されているのか、問題は無いのかなどなどの疑問や質問事項が沢山あります。

日本では観る事の出来ない固有種ですからリトルブルーを含め更なる研究が必要な気がします。
オタゴ大学では化石以外に現状調査研究はやっていないのかなどペンギン王国としてもっと知りたい事もあります。

現地図書館にも通いましたが、写真家による自然界における状況は有る程度把握できましたが、何れも書物が古く、現在の状況を知る手掛かりは得られませんでした。

そこで、提案なのですが今年のペンギン会議ではニュージーランドにおけるペンギンの状況、状態に関する調査・研究報告が聴ければと思います。昨年の安達先生のような講演が聴ければ嬉しいです。

そして、来年は我々も調査隊を出しませんか?
勿論、勝手には出来ないと思いますので、オタゴ大学、政府機関など関連期間や団体などの協力が不可欠と思います。

CHCの空港の隣にはANTERCTIC CENTERや南極行きの施設(確かアメリカ空軍基地)が有りました。
ANTERCTIC CENTERではそのような解説も有りましたのでそことの協力が得られればと考えます。

しかし、ニュージーランド付近にしかいないマカロニ属の調査にはやはりニュージーランドの協力が必要になると思います。

素人の私が偉そうなことを言ってしまいまして申し訳ありません。そんなに深くも調べないでうわべだけで判断してしまったかもしれません。あの、健気なyellow-eyed、little-blueを繁殖させもっともっと沢山の野生状態が観られる事を願っています。
そして日本の水族館や動物園でも、より自然の状態に近い形で観られるようになればとの思いです。

勝手な提案や意見を言いまして申し訳ありませんでした。
今年は2種類のペンギンが観れた事に感激するとともに、ペンギンに対する興味や保護の重要性を感じた年になりました。
今年も12月に開催されるであろうペンギン会議には是非、出席させて頂きたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
まずはご報告まで
向原

向原様、ニュージーランドからのご帰国、大変お疲れ様でしたm(__)m!!また、非常に充実した「ペンギン調査旅行」を体験されたこと、心からお祝い申し上げます_(._.)_!!

また、過日は、このブログでも、いただいたキガシラペンギンのポストカードをご紹介させていただきました(^○^)!!あの葉書は、大切に保管しております(^○^)!!

その葉書の文面や今回のメールを拝読していて、向原様のペンギンへの情熱に心うたれました!!「24年前の私から話しかけられている」ような錯覚をおぼえたのです(^○^)!!1988年8月、私は「第1回国際ペンギン会議」に参加しました。会場は、ニュージーランドのオタゴ大学。アジア人は私1人でした。

会議日程が9日間。その後、さらに10日間ほどニュージーランドの南島を巡り、野生のペンギンを観察したのです。その時に感じた思いを、向原様の文面に見出だしました(^○^)!!

ニュージーランドは、国策として早くから「非核化政策」を宣言し、自由主義陣営にありながらアメリカ合衆国と対立することも恐れませんでした。また、豊かで個性的な自然環境の価値に気づくと、その研究と保全に力を入れてきました。私は、この24年間に18回この国を訪れ、様々な活動を通じていろいろな方々と交流して参りましたが、彼等の謙虚さにはいつも感心しております。

ニュージーランドは、経済大国ではありません。また日本のように「拙速」であることを好みません。遅くとも、質素であっても着実に歩むことを美徳と考える国柄だと思います。

だから、日本人から見るとイライラするような点が多々あるはずです。

しかし、正しいことを貫くのは大変なことです。もちろん「善は急げ」ですから、良いことが早く実現するのは悪いことだとは思いません。ただし、「継続すること」の重要性を忘れると、正義も空回りすることがあるのです。このバランスが難しい(~_~;)!?

しかし、常に情熱を胸に、自らの志に忠実に生きることは、さらに重要だと思います(^○^)!!

向原様には、次回の「ペンギン会議全国大会」で「ニュージーランド体験報告」をしていただけないか?…打診中です(^○^)!!きっと、楽しく有意義なお話になると確信しております(^○^)!!

向原様、今後ともよろしくお願い申し上げますm(__)m!!

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