毎年、1月~3月にかけて、アルゼンチンやウルグアイ、ブラジルの大西洋岸には、その年巣立ったばかりのマゼランペンギンの若鳥たちが多数漂着します。
若鳥たちは、まだ体力がなく海中で獲物の魚を捕ることにも不慣れなため、強風が続き海が荒れたりすると、衰弱して南米大陸の大西洋岸に流れ着くのです。過去には、数万羽の若鳥が漂着し、保護されたこともあります。
保護されたマゼランペンギンたちの多くは、南米大西洋岸各地の動物園や水族館、民間の救護施設に収容され、しばらく餌を与えられて体力を回復すると、再び海に放されます。そういった施設の人々にとっては、いわば「年中行事」のような活動ですが、数十年以上続いてきたこの地道な救護活動によって、野生のマゼランペンギンたちが支えられてきたことは極めて重要な事実です。
アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルの人々とマゼランペンギンとの温かい絆を感じるニュースです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f740bef21a02d4caf44d8238f45b8e28d41d1f4