教えていただいた『ペンギン組曲:ピアノのために』(西村朗作曲、音楽之友社、1983rev.1989)を手に入れました(^o^)/

2011 年 9 月 25 日 日曜日

音楽で表現されたペンギン、というテーマは、一度じっくりまとめてみたいと思いながら、なかなか踏みきれないでいるテーマの1つです。だから、このピアノ組曲の譜面も、「ぺもの図鑑」で扱うか「ブックレビュー」で扱うか、さんざん迷いました。…が、そのどちらでもないな…という結論に達したので、「ペンギンまみれ」で扱うことにしました。

本当は、「音の世界のペンギン」というカテゴリーで、バレー、オペラ、ミュージカル、民謡、童謡、映画音楽、舞踊一般…、といった世界に生息するペンギンたちを、くくるべきなんでしょうね。ひょっとしたら、これに「話芸(落語、漫才、コント、声帯模写等)」を加えた方がいいのかもしれません。

かねてから話題にしてきて、ペンディングになっている「ペンギン音頭」や「ペンギン躍り」も、このジャンルのど真中ですね!皆様のご協力で、いくつかの音源を教えていただき、聴くことができましたし、歌詞もフルコーラスが判明してきました。

この『ペンギン組曲』の存在も、そういったブログ上でのやりとりの中で、「ペンギン大好き女子中学生」様に教えていただいたものです。妻が専門店に注文してくれまして、この夏、やっと現物を入手できました。

『ペンギン組曲:ピアノのために』(西村朗作曲、音楽之友社、1983rev.1989) 『ペンギン組曲:ピアノのために』(西村朗作曲、音楽之友社、1983rev.1989) 『ペンギン組曲:ピアノのために』(西村朗作曲、音楽之友社、1983rev.1989)

楽譜の様々な解説によれば、作曲者の西村朗さんは、私の1歳上、1953年のお生まれだそうです。初演は、1983年12月だそうですから、ずいぶん前ですね。

作曲者の序言には、次のような「いきさつ」が語られています。

西村さんが、母校である東京芸大に教員として通っていたころ、仕事帰りに時々隣の上野動物園に立ち寄り、ペンギンを観察していたそうです。西村さんは、体型がエンペラーに似ていて「かねてよりペンギニストを自認して」おり、親近感を抱いていました。ある暑い夏の日、ペンギンたちが飼育の方に頭から水をかけてもらっている姿を見て、「せめて故郷の、美しい氷の国の夢でもみさせてやりたい」、そう思われたとのこと。それがこの組曲が生まれた背景だそうです。

「だからこれは、上野動物園のペンギンたちに捧げる音楽ということになります。彼らの夢がステキなものとなるように、みずみずしく、かつファンタジックに弾いて下さい。」

全体は、5楽章構成ですが、第1楽章を除いて、各楽章には1つ1つ違った種類のペンギンが登場します。アデリー、イワトビ、エンペラー、マカロニたちの個性が、どのような旋律で表現されているのか?読譜できる方もできない方も、興味ありますよね!!

楽譜には、作曲者の細かい注釈もついてます。しかし、一度、実際の演奏をナマで聴いてみたいものです。

コメント / トラックバック 5 件

  1. ダンチョウ より:

    ご無沙汰しております。
    輸入吹奏楽譜で下記のような曲もあるんですよ。
    知ってました?

    太っちょペンギンのパレード
    作曲:オルシーノ
    出版社:Barnhouse

    演奏を聴いた事はありませんが、是非、
    うちの楽団でやってみたいなぁ…と個人的に思ったりしてσ(^_^;)

  2. ペンギン大好き女子中学生 より:

    お久しぶりです!!ペンギン大好き女子中学生です!!
    「ペンギン組曲」あったんですね!!アマゾンで購入しようかと思っていました。
    もし、私も手に入ったら、ピアノで弾いてみようかな・・・
    けっこう、難しいんですか?
    「岩とびペンギンのトッカータ」、面白そうな曲ですね!!

  3. 上田一生 より:

    >ダンチョウ 様
    貴重な情報をありがとうございますm(__)m!!
    吹奏楽譜に『太っちょペンギンのパレード』というのがあるんですね!全く知りませんでした(^○^)!!
    スコアを手に入れて、どんな曲か確かめてみたいと思います。
    将来、ダンチョウさんの楽団で、ぜひ演奏して下さい_(._.)_!!楽しみにしております(^○^)!!

    >ペンギン大好き女子中学生 様
    お久しぶりです(^○^)!!お元気ですか?コメントをありがとうございましたm(__)m!!
    この楽譜の説明には以下のようにあります。
    「私の数少ないピアノ独奏曲のひとつで、また対象を少年少女のピアノ学習者にまで広げて作曲したものとしては、これまで唯一の作品です。チェルニー40番修了程度の技量があれば、気軽に弾いていただけることでしょう。」参考にして下さい_(._.)_!!」

  4. ペンギン大好き女子中学生 より:

    「ペンギン組曲」の情報、すごく参考になりました。
    チェルニー40番終了程度なら、弾けるかもしれないです。
    個人で習っているので、そういった教本はやっていませんが・・・
    ちなみに、ペンギン大好き女子中学生は、後輩に「あんた、大丈夫?」って言われるくらいゲンキです!! 
    最近、名古屋は涼しくなってきましたが、私の周りは、「寒いじゃん!!あんた、どっかおかしいよ!!」と言われました。
    まあ、ペンギンなんで、仕方ないですけどね。 

  5. 上田一生 より:

    >ペンギン大好き女子中学生 様
    コメントをありがとうございました_(._.)_!!お元気そうで安心しました(^○^)!!
    ところで…、教えていただきたいのですが、ピアノの教本などの場合は、「修了」ではなく「終了」という書き方、表現をするのですか?細かいことで申し訳ございませんが、教えて下さいm(__)m!!

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