栗原直弘 様、ご連絡いただき、本当にありがとうございました!

2011 年 2 月 4 日 金曜日

梅覗軒 様

この度は、温かいお気持ちのこもったお言葉と、貴重なお話に接する機会を頂戴し、心から感謝申し上げます。

寛大なIT専門家に支えられながら、このような「ペンギンブログ」を始めて1年と5ヶ月ほどになります。短い期間ですが、多くの「ペンギン愛好家」の方々から、貴重なお話や、励ましのお言葉を頂戴して参りました。
「同好の士というものは実にありがたいものだなあ…」と、常日頃、実感しております。

しかし、今回ほど、「このブログを続けていて良かった!」と、驚愕し、感激し、ブログの威力を再認識した日はございません。
なにげなく「コメント」欄を見ていて、「あああ〜!!」と、つい声が出てしまいました(恥笑)

ご心配いただきました体調も、おかげさまで、最近では回復して参りました。
ただ、勤務先が高校のため、入試シーズンの繁忙期に突入しており、重ねていくつかの「ペンギン展示施設の監修」を仰せつかっておりまして、心ならずも「朝香宮様のペンギンたち」にお会いする機会を逸しました。

実は、「実物に会って考える」ことを第一義とする私としましては、「おのれの眼でじかに観ないもの」について云々するのは、ちょっと躊躇するところだったのです。
しかし、既に「特別展」をご覧になって感想を寄せて下さった方や、私の拙い報告をお待ちの方もいらっしゃるという状況で…、やむなく「エイヤッと」書いたのが、前回のブログでした。

まさか、そのような「評とは言えない欠格報告」に、ご丁寧に眼をとめていただき、その上、「貴重なペンギンたちの救出」にまつわる経過と詳細な周辺情報に接するチャンスをいただける等とは、夢想だに致しませんでした。

実は、私の親戚は神戸で「尚美堂」という武具刀剣の店を営んでおります。祖父の代からですので、まだ50年ほどですが、私も幼い時分から、とぎれとぎれですが「古物」の薫りをかぎながら育ちました。
また、父も私も、そして弟もですが…、多少史学をかじって参りました。

ご教示いただきましたブログを拝読して、どこか「懐かしさ」を感じますと共に、今回、「宮様ペンギンのお里帰り」を支え実現された方々のお気持ちが、痛いほど胸に響いて参りました!

「(前略)…65年ぶりにお家に帰ってくるまでの長い旅路に思いを馳せて、不覚にも涙ぐむ三人の中年男を笑わば笑え!」という行は、厚かましい限りですが、同じ中年男として、「同感!!」の一言につきます。

私も、「おのが生まれ育った国や風土が育んだものは、全て血縁、同胞」だと考えております。
それが、古美術であれ工芸品であれ、はたまた生きものであれ、その生きていく過程でなんらかの繋がり、縁をもつ限り、それを思い、愛しむ。そういう心は、「なにもしない」ことからは生まれない、とも思います。

この度、私の拙いブログが、栗原直弘様のお目にとまり、ありがたくも、貴重なお話に接する機会を賜りましたことは、手前勝手な思い込みでまことに恐縮ですが、なにか不可思議なご縁を感じてなりません。

また、できるだけ早く、表参道に伺い、直接お話を拝聴できる機会をいただければ、と1人で舞い上がりつつ夢想しております。

あらためて、今回のご教授、まことにありがたく、心より御礼申し上げます。
また、今後とも、我ら「ペンギン仲間」へのご指導、ご鞭撻を、何卒よろしくお願い申し上げます。

ペンギン会議研究員 上田一生

外部サイト:【梅覗軒ブログ

コメント / トラックバック 3 件

  1. 上田 一生 様

    上田様には、ご丁寧なお返事を、このような記事にまでしていただき、改めてお礼申し上げます。また、早速に拙「梅覗軒ブログ」にお出かけいただき、重ねてお礼申し上げます。

    上田様のように長くブログを続けられてきた方から見れば、歩き始めたばかりのブログではございますが、一人でも多くの方に、もう一度「日本の美」や「日本人の在り方」を思い出していただきく始めたブログでございます。

    上田様をはじめペンギン会議の皆々様には、まだ日本にはこんな昭和のオヤジがおりますことを知っていただくと同時に、拙ブログともども、よろしくお願い申し上げます。そして、上田様の代わりにペンギンに会いに来て下さった奥様にも、どうぞ宜しくお伝え下さい。

    尚、末筆ながら、ヒゲペン様にはアドレスのフォローをいただき、お礼申し上げます。

    梅覗軒 拝

  2. ヒゲペン より:

    栗原様、

    あの後、梅覗軒ブログの記事を全部読ませていただきました。あちらのブログにはコメントをつける事ができない設定のようなので、こちらに感想を書きます。

    事の顛末を知り、なんとも言えず、ジーンとしてしまいました。

    「結局、我々三人は、お家に帰りたい三羽のペンギンに遣われたのだろう。」

    と書かれていましたが、本物を見定める眼力の持ち主に遭遇したのが彼らの強運なのだと思いました。

    富士鳥居さんのホームページを見るにつけ、私ごときが気安くフォローしたのは失礼だったのではないかと心配でもありました。

    上田先生のブログが、このような出会いの場になった事を目撃し、正直感動しました。

  3. 上田一生 より:

    栗原直弘 様、ヒゲペン 様

    お忙しいところを、重ね重ねのコメントを頂戴し、本当にありがとうございました!

    今週から来週にかけて、勤務先で「一般入試」が本番を迎え、世間様は「連休」のようですが、なかなか貧乏暇なしの状態から抜けられず、表参道に伺うチャンスがつくれず、悶々としております。
    頑張って、2月中にはお伺いしたいと考えております。その節は、何卒よろしくお願い申し上げます!

    ヒゲペン 様!私自身も、「いよいよ本格的にアンティークの勉強をしなきゃいけないかなあ〜(~_~;)」と悩んでおります。
    授業料が高そうで、ちょっと腰が引け気味です(涙)

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