『ナショナルジオグラフィック』最新号の主役はペンギンです‼️

2025 年 5 月 1 日 木曜日

 科学雑誌『ナショナルジオグラフィック』の2025年5月号(最新号)のメインキャラクターはペンギンです‼️タイトルは「あなたの知らないペンギン:変化する環境を生き抜く究極の適応力」。

表紙のエンペラーペンギンの上クチバシが、『NATIONAL GEOGRAPHIC』のタイトルを突き抜けているのがいいですね‼️16ページから55ページまで、40ページ近くがペンギンたちの説明に割かれています。しかも、迫力満点の映像はもちろん、イラストや図にも、最新かつ専門的なデータや情報が溢れています。

『ナショナルジオグラフィック』が注目し、重視する動物には、必ず「特別な意義」、「現代的な価値」が秘められています。では、ペンギンにはどんな「意義や価値」があるのでしょう?

「ペンギンファン」はもちろん、動物、生きもの、自然に興味がある全ての方々に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

18種の現生ペンギンの全体的紹介はもちろん、ガラパゴスペンギン、エンペラーペンギンに関する詳細な最新情報も必見・必読です。

今回の「特集」で、特に私が嬉しかったのは、パブロ・ボルボログ博士とディー・ボースマ博士の研究活動にスポットをあて、詳しく紹介して下さっていることです。

皆様ご存知の通り、この二人は、国際自然保護連合(IUCN)種の保存委員会(SSC)ペンギンスペシャリストグループ(PSG)の共同代表であり、現代ペンギン生物学を代表する主要なペンギン研究者でもあります。ボースマ博士は、上田の「ペンギン生物学の師匠」の一人で、もう37年間にわたる交流があります。

特に、2022年に翻訳・出版した『ペンギン大全』(青土社)は、ボルボログ博士とボースマ博士による共同監修の専門書で、世界中の70人以上のペンギン研究者が協力執筆した基本的文献です。そのカバーに掲載されたお二人との記念写真(中央がボースマ博士、右がボルボログ博士、左が筆者)は、2019年の国際ペンギン会議の時のものです。

まずは、今回の『ナショナルジオグラフィック』最新号で、素晴らしいペンギン写真を楽しみながら記事を読んでいただき、さらに、ペンギンの世界へと足を踏み入れていただければ幸いです。

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