新型鳥インフルエンザのニュースを聞いて考えたこと(~_~;)(汗)!!

2013 年 4 月 12 日 金曜日

中国で、新型鳥インフルエンザの感染者や死亡者が増加しているという報道が毎日のように話題になっています。しかし、今回のインフルエンザが「激症型」ではないためか、またほかの感染症(例えば風疹)が深刻化しているためか、新型鳥インフルエンザへの有効な備えについて、具体的かつ真剣に考えようとする動きが希薄だと感じているのは、私1人でしょうか?

例えば、動物園や水族館では、以前から様々な対策が検討され、マニュアルづくりを積極的に進めているところもあると聞きます。しかし、ことペンギンに関しては、ほかの鳥類展示に比べて「鳥インフルエンザ対策」が遅れているような気がしてなりません。

たしかに、ペンギンについては、内外含めて、鳥インフルエンザでの感染例も発症・死亡例も報告されていません。しかしだからといって、「ペンギンは鳥インフルエンザに感染しない」と証明されたわけではありません!!

なぜペンギンは鳥インフルエンザに感染していないのか?その原因やメカニズムを様々な角度から総合的に研究する必要があるのではないでしょうか?

というのも、ペンギンの呼吸機能や骨格との関係、例えば肺・気嚢・骨髄に吸気が通うか否か?という問題。また、筋肉組織や赤血球の組成や機能、とくにミオグロビンが多いペンギンの場合、免疫力に何か特性があるのか否か?という問題については、まだ科学的研究が行われていないのです。

仮に、ペンギンも感染するのであれば、すぐに具体的対策を講じ、それを強化する必要があるでしょう。また、感染しにくい、あるいは感染しないのであれば、その生理学的・病理学的メカニズムの解明は、人間への感染と予防を考える時、非常に重要な意味を持つことになるはずです!!

いずれにしても、鳥類であるペンギンと鳥インフルエンザとの関係に、そろそろ真剣に科学のメスを入れる時期にきている。そう考えますがいかがでしょうか?

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