「3・11」から1年9カ月を経てさらに先日=7日の地震を経験して改めて思い考えること

2012 年 12 月 9 日 日曜日

小さなことですが、先日=7日(金)の地震の後、帰宅してからわが家のあちこちの復旧をしていて気づいたことがあります。それは「揺れの方向」です。

これまでも、専門家の方々からはとっくに指摘をうけていたことですが、7日の地震はいわゆる「プレートのあっち側」が震源だったそうですが、結局わが家から見ると震源の方向は「3・11」と同じだったわけです。一方、先々週くらいから何回か続いていた「千葉県北西部を震源とする地震」の場合、震源の方向は7日の震源の方向にほぼ直交する形になります。

さて、ではどちらの方がわが家の被害、例えば「積み上げていた本の山が崩れた」とか「飾ってあったペンギン人形が倒れた・壊れた」とか「家具が動いた」とかいう被害が大きかったか?…というと、同じ震度でも圧倒的に「3・11」の震源の方向が「被害甚大」なのです。

まてよ!?…と考えました。わが家の壁、つまり本棚や飾り棚など何かを収納しておくものを並べる壁は、みんなほぼ同じ方向、すなわち「3・11」の震源方向に直交するように造られているのです。まあ、これは当然な話で、わが家=集合住宅ですが…は、基本的に南西方向に窓を構えて造られてますから、家具等を据える壁の多くは北西〜南東方向に造られているのです。

すると、この壁は「3・11」の震源方向に直交してしまうわけですね!!

わが家の内装は、親戚が阪神淡路大震災で被災した経験をもとに、高い家具は置かない、揺れても室内でケガをしないように考えて、配置や家具選びを工夫してきたつもりでした。しかし、まだまだ見逃していた重要なファクターがあったんですね!!

揺れの方向について考える、ということは、震源をどこに想定するかということと同じです。これは、地域によって微妙な差が出てくる問題でもありますね。しかし、北半球では、さらに日本では「南西または南東向きの住宅」が多いでしょうから、室内で震災に遭遇した場合の危険回避措置は、留意点が絞られてくるような気がします。

津波に備えること、揺れや火災に備えること、復旧や救助に役立つように考えて様々な施設を準備しモノの配置を考えること。これらは、以前から言われてきたことですが…、7日の揺れで、また新たに注意していかなければ…そう認識を改めております!!

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