震災津波安否情報・支援活動

2011 年 4 月 3 日 日曜日

皆様、すでによくご存じの通り、2011年3月11日(金)午後に発生した「東北地方太平洋沖地震」と、津波、原子力発電所の破損事故による日本史上最悪の緊急事態は、発生から3週間が過ぎ4月3日に入った今もなお、残念ながら、終息の方向がはっきりしない不安定な状況が続いております。

このサイトでは、地震発生当日から、被災地にいらっしゃる皆様の安否確認を開始すると共に、様々な方々のお力をお借りしながら、マリンピア松島水族館マリンピアクラブ東京大学大気海洋研究所関係の皆様の安否と復旧状況、被災地でのくらし、救援活動等に関する情報をご紹介しながら、主に「情報提供による支援活動」を続けて参りました。

この基本的活動は、今後も継続致しますので、引続き、情報やご質問をお寄せ下さい。

今日、震災発生から3回目の日曜日を迎え、依然として余震が続き、原発事故の様相は予断を許さない状況にあるとはいえ、新しい「復旧と復興に向けた長い支援活動の段階」に入ったという感を深くしております。

マスコミの報道をまつまでもなく、この小さなブログや、個人的に寄せられる皆様のご意見を伺っても、今回の災害が未曾有のものであり、その傷を物心両面で癒し、復興を遂げるまでの道のりは、長く長くとても険しいものであろうと、誰もが感じ、いやほぼ確信していると思います。
日本人のお家芸の「短期決戦」ではなく、どちらかというとちょっと苦手な「長期戦」、「持久戦」に、国をあげて取り組んでいかなければならないのです。

とはいえ、暗く悲しみにうちひしがれているだけでは、いつまでたっても、明るい兆しは現れてはくれないでしょう。

そこで、このサイトの「トピックス」の「東北地方太平洋沖地震〜その33〜」で、ペンギン会議による「義援金募集」のご案内を開始致し、引続き「〜その34〜」では、「マリンピア松島水族館応援募金」を始めました。
また、今後は、最短でも数年間にわたり、単純な「募金」という形式だけでなく、様々な形で、皆様に「震災復旧・復興」へのお力添えをお願いすることになると考えております。

振り返れば、まだ2年間に満たないこのサイトの歴史の中で、既に3回も、内外の大地震の話題をとりあげ、皆様にご助力をお願いして参りました。

私の「専門」は、あえて言えば「ペンギンの保全・救護活動」です。それは、油汚染や山火事等の人災が原因になる場合もありますが、天災にともなう「人・動物両面の被害」というケースも少なくありません。
また、私が深い関わりをもつ、動物園や水族館への支援という側面も、極めて重要です。

実は、今言うべきではないかも知れませんが、この大災害の最中にも、環境破壊は深刻化し、地球温暖化の影響はますます無視できない状況となり、人間生活全般や野生動植物への悪影響は広まりつつあります。
従って、私たちは、目の前で日々進みつつある今回の大災害に思いをいたすことを続けながら、同時に、常に「地球環境や野生動物の現状」をも観察し、もし必要であれば、できる限りのことをする「心構え」と「実際的準備」を保持する姿勢が不可欠なのです。
もちろん、物事には必ず「限界」と「優先順位」があります。それは当然のことで、理想論を鼓吹するつもりは毛頭ありません。

という訳で、今まで単に「トピックス」としてしか扱ってこなかった「大災害情報と関連活動」を、「トピックスの中の1つのカテゴリー」として独立させ、ここに情報を集約、蓄積していきたいと思います。
従いまして、今後の「震災関連情報」はこのカテゴリー宛にお願い申し上げます。
また、「東北地方太平洋沖地震安否情報」は、〜その35〜で「一般トピックス」上での掲載を取りやめ、このカテゴリーに移動致しますので、よろしくお願い申し上げます。
この「システム変更」に際しましては、株式会社ヴァイスヴァーサの平川社長並びに井上様に、一方ならぬお世話になりました。
この場をお借りして、お2人のお力添えに深く感謝申し上げます。

改めまして、皆様の、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

ペンギン会議・マリンピアクラブ 上田一生

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