「ペンギンの完全屋内飼育・展示」に関する問題提起がイギリスでありました。

2025 年 11 月 12 日 水曜日

 11月12日(水)、AFPから「イギリスでペンギンの飼育環境に懸念が表明された」との報道がありました。

 報道の詳細は、以下の記事(☆「」)にてご確認下さい。

☆「「英国らしくない」 議員団、ペンギンの飼育環境に懸念表明(AFP=時事) – Yahoo!ニュース

https://share.google/z72N8gu36quf3Q7KW

 記事によれば、「イギリスの国会議員約75人が環境相に対して公開書簡を送り、ロンドン水族館で飼育・展示されているジェンツーペンギンの飼育環境に問題があると指摘した」とのことです。「イギリスらしくない」というところがいかにも「イギリス的」ですが、様々な立場の方々から、この指摘への反応や回答が寄せられると思います。

 特に、亜南極や南極で繁殖するペンギンを飼育・展示している施設の多くは、その施設が寒冷地にある場合を除いて、ほぼ周年、または「冬季以外」は「屋内・室内」でペンギンを飼育しているところが多いようです。

 採光や照明の問題、空調(室温・湿度管理)の問題、空気浄化(アスペルギルスなど)の問題、水質・水温管理の問題、鳥インフルエンザ対策、夏季の高温(温暖化・気候変動)対策・・・などなど。「ペンギンたちの屋内・室内飼育」に関しては、留意すべき点が多数指摘され、様々な創意工夫が施されてきました。

 もちろん、日本の場合も例外ではありません。

 今回の出来事をきっかけに、「ペンギンの飼育下個体群を巡る環境」について、建設的な意見交換・見解表明が展開されることを期待しております。

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