朝日新聞の村山様から北海道大学の綿貫豊先生の新著に関する北海道新聞の紹介記事を教えていただきました(^○^)!!

2013 年 12 月 22 日 日曜日

まずは朝日新聞の村山様からいただいたメールをご覧下さいませ(^○^)!!:

「上田先生

おはようございます。 20日の北海道新聞が、10月に出た本について書いていました。携帯からは見られないかもしれません。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/511320.html

【事務局註】以下は上記リンク先記事本文の引用です。リンク先にて画像もご覧いただけます。

「ペンギンなぜ飛ばない?」 海鳥の運動能力、易しく解説 北大・綿貫准教授が出版(12/20 16:00)

写真説明=著書を手に、「大人にも読んでほしい」と語る綿貫准教授

 【函館】北大水産科学研究院の綿貫豊・准教授(54)=海洋生態学=が、海鳥の飛行や潜水など運動能力を中心に解説した「ペンギンはなぜ飛ばないのか? 海を選んだ鳥たちの姿」(恒星社厚生閣)を出した。中学生を対象にした「もっと知りたい!海の生きもの」シリーズの1冊だが、大人が読んでもためになる専門的な知識も盛り込んでいる。

 例えば、グライダーのように飛行するアホウドリは、海面近くと高さ20メートルの間を上下しながら方向転換することで翼に揚力を得ていることを説明。また、ペンギンがどうして長時間の潜水が可能なのかについて、筋肉中の酸素を蓄える物質がハトの10倍以上もあることなどを簡潔にまとめている。

 カラーの図を多用しているのも特徴。北半球と南半球を毎年往復するハシボソミズナギドリの移動経路や、ウミガラス、コウテイペンギンなどの移動速度をマグロやハンググライダーと比較して載せている。

 こうした図の基になったデータは、「衛星利用測位システム(GPS)やさまざまなセンサーが発達したことで正確に把握できるようになった」(綿貫准教授)という最新の成果だ。

 また、人間によって過去に絶滅に追い込まれたオオウミガラスの悲劇や、プラスチック片を飲み込んで死ぬ海鳥が絶えない現実についても触れている。

 「中学生を対象にした本の執筆は初めてなので、専門的な知識をかみ砕いて説明するのに苦労した」と語る綿貫准教授。30年近く毎年天売島でウトウなどの調査を行っているが、「なぜ海鳥が集団で営巣するのかなど分からないことは多い。この本を読んで海鳥に関心を持つ人が増えてくれればうれしい」と期待する。

 同書はA5判、128ページ、2730円。インターネット通販サイト「アマゾン」などで購入できる。(大内聡顕)」

村山様、いつも大変貴重なペンギン情報をいただきありがとうございます_(._.)_!!

実は、全くの偶然ですが、私もつい最近、ご紹介いただいた綿貫先生の新著を書店で入手致しました(^○^)!!

北海道新聞の紹介記事にあります通り、綿貫豊先生の『ペンギンはなぜ飛ばないのか?』(恒星社厚生閣、2013年10月10日発行)には、様々な最新情報がわかりやすく紹介されています(^○^)!!

ペンギンだけでなく、海にくらし活動する鳥たちが「なぜそのような体をし、なぜそのような行動をするのか」、観察し探求していくことの楽しさ、奥深さを実感することができます!!

ペンギンは「飛べない」のではなく「飛ばないことを選んだ」という意味で、私は以前から「ペンギンは空を飛ばない」と表現してきました。綿貫先生は、この本の124ページで次のように記していらっしゃいます。

「ペンギンはなぜ飛ばないのかという問いには、3つの異なる意味があることを最初に述べた。どういった物理的理由で空中を飛べないのか。飛ばない代わりに海に潜ることがペンギンにとってどんな利点があるのか。そして、ペンギンが進化の歴史においてどのようにして空を飛ばなくなったのか。2つ目と3つ目の問題にはいまだにうまく答えられていない。」

研究者の知的好奇心には終わりがありません。ペンギンについてより良く知るためには、ペンギンそのものに関する探求を深めるとともに、ペンギン以外の海の鳥や生きものについても、より広範かつ詳細に調べ理解しようとする幅広い研究活動が不可欠なのです。

綿貫豊先生の新著は、そういう知的好奇心を励まし勇気づけてくれる、効果的な刺激に満ちています(^○^)!!皆様にも、ご一読をお薦めします(^o^)v!!

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