「ペンギン盗難事件」で考えたこと〜続き〜

2010 年 2 月 5 日 金曜日

ここからは、私のお願いです。皆さん、ペンギンは野生動物です!!家畜ではありませんから、飼育下で、完全に繁殖をコントロールできないのです。百年以上、世界中の動物園や水族館の専門家がよってたかって「完全な繁殖コントロール」に取り組んできましたが、未だに達成できないのです。

その上、野生のペンギン達、特に温帯に生息する種類の多くは、危機的なレベルまで個体数が減少し、絶滅が心配されているのです。今回盗まれたフンボルトペンギンも、その一種です。
ここで、これらの温帯ペンギン達を、個人的ペットや「客寄せペンギン」として使おう、飼いたいという風潮が広まれば、今回のような事件が多発する可能性があります。

また、貴重な野生個体に「密猟」の魔の手が伸びる可能性も出てくるのです。現に、私自身、過去にフンボルトペンギンを密猟しようとした人間がいるという話を、フンボルトの生息地で聞きました。

それは考えすぎだ、そう仰る方もいらっしゃるかもしれません。しかし、1844年に人間が絶滅させた「北のペンギン」=オオウミガラスの悲しい歴史を思い出して下さい。
あの時、貴重な野生個体を皆殺しにしたのは、なんと欧米の博物館の学者達だったのです。珍しいオオウミガラスの剥製標本が欲しいという「物欲」、「所有欲」がこの北のペンギンを絶滅させたのです。,/p>

そんな動機でペンギンを絶滅させるのは、もうたくさんです。ペンギンの愛らしい姿や仕草、珍しい生態は、動物園や水族館で楽しみ、観察しようではありませんか!

今回も、まとまらない話になりました。
しかし、今後も、「ペンギン盗難事件」の経緯や真相に、注目していきたいと考えております。

皆様のご意見をお寄せ下さい。

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