いよいよ今日から「世界中でケープペンギンを思う一週間」が始まります‼️

2023 年 10 月 9 日 月曜日

これまで何度かにわたってお知らせして参りました通り、本日=10月9日(月)から14日(土)まで、「世界中でケープペンギン(アフリカンペンギン)を思う一週間」が、世界各地で展開されます‼️

今回のムーブメントは、2023年3月、南アフリカ(ケープタウン)のTWO OCEANS AQUARIUM財団やいくつかの欧米の動物園・水族館が発起人となって企画されました。野生のケープペンギンが急激に減少し種としての絶滅の危険が高まっているということを、できるだけ多くの人々に知ってもらいたい。「ケープペンギンの現状を知ること」が、この生きものをまもり人間との共存を実現する最も効果的な方法だという考え方が、その根底にあります。

様々な推計が発表されていますが、1990年代には、南アフリカとナミビアとで約160,000羽いたケープペンギンが、2023年現在、約20,000~30,000羽(10,000~15,000つがい)に減ってしまったという専門家もいます。

そして一番大事なポイントは、この著しい減少の原因の多くが「人間活動によるもの」だと考えられることです。その主なものは以下の通りです。

①、乱開発によるケープペンギンの繁殖地破壊。
②、商業的(企業的)漁業拡大によるケープペンギンの餌生物(イワシなど)の乱獲と混獲によるケープペンギンの死亡率上昇。

③、重油汚染、海洋投棄ゴミ、マイクロプラスチックによる海洋汚染の拡大。
④、ケープペンギンの違法な密猟、密売の増加。
⑤、地球温暖化、気候変動が主因の1つと考えられるベンゲラ海流の変化(餌生物の分布変化)と繁殖率の低下=高温・多雨によるヒナの死亡率上昇。

しかし、世界各地の動物園・水族館・鳥類園では、ケープペンギンの現状をできるだけ多くの人々に知っていただこうという試みが、急速に広まっています。その典型的な例が、今回の「TWO OCEANS AQUARIUM を中心としたムーブメント」なのです。

大変うれしいことに、日本でも多くの動物園・水族館・鳥類園が、今回の趣旨に賛同し、それぞれ独自のスタイルで「ケープペンギンの危機」を伝えて下さっています。

例えば、名古屋港水族館では、公式ホームページに「ペンギンコスでよちよちウォーク⁉️」という記事をアップして下さいました‼️

https://nagoyaaqua.jp/news/staff/20561/

皆様、どうか引き続き、「ケープペンギンの現状を広く伝える」活動にご協力をお願い申し上げます。

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