ディー・ボースマ博士が代表を勤めるワシントン大学の「エコシステム情報センター」から訃報をいただきましたのでご案内申し上げます

2020 年 12 月 30 日 水曜日

2020年も間もなく終わろうとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?12月29日付で、アメリカのワシントン州立大学「エコシステム情報センター」より、世界的に著名なペンギン研究者の訃報が届きましたので、お知らせ申し上げます。

12月28日、チリのコンセプシオン大学教授のダニエル・ゴンザレス-アクーニャ博士が急逝されました。博士は、南極研究科学委員会(SCAR)のEGBAMM(鳥類および海生哺乳類専門家委員会)内に「南極野生動物健康作業部会:AWHWG」を設立した中心メンバーです。

野生動物獣医師として、チリ本国はもとより、広く南極全体の野生動物の研究、保全に多大な貢献をされました。特に、寄生虫学、遺伝学、ウイルス学、生態学、生理学という幅広い分野で、南極域の多くの野生動物の現状分析と保全活動とに指導的な役割を果たしてこられました。

ゴンザレス-アクーニャ博士のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、博士の志を、若い世代の方々に広く伝えて参りたいと決意を新たにしております。

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