7月3日の朝日新聞にもエンペラーペンギン減少予測の記事が掲載されました!!

2014 年 7 月 7 日 月曜日

アメリカ=ウッズホール海洋研究所などのチームが発表した「エンペラーペンギンの長期個体数変動予測」は、様々なところで波紋を広げているようですね。

しかし、この記事の見出しにも「?」がついているように、これはあくまでも「科学的シミュレーション」の1つです。このような予測は、既に1990年代からありました。南極の棚氷やパックアイス(浮氷)が、地球温暖化などの影響で、どの程度減少するのか?その減少が、ペンギンやほかの生き物の繁殖や個体数にどのような影響を与えるのか?…という推測は、非常に多くのファクターからなるかなり複雑な関数計算を必要とします。

これからも、様々な意見や予測が登場することでしょう。しかし、今から20年ほど前、すでに多くのペンギン研究者が「南極とその周辺に生息する複数のペンギンに急速な個体数減少の危機が迫っている」ことに連名で警鐘を鳴らしていたことを忘れないで下さい!!私も、その1人です!!国際ペンギン会議で確認されてきた「共通認識」が、今、こうしてようやく定着し始めたのです。

野生動物の研究成果定着と保全活動実績の向上「時間感覚」は、経済や政治の時間感覚にくらべて、こんなに遅れているのです。…しかし、その歩みを諦めるわけにはいきません!!

今後も、野生のペンギンに関する様々なニュースに耳を傾けていただければ幸いです_(._.)_!!

7月3日の朝日新聞にもエンペラーペンギン減少予測の記事が掲載されました!! 7月3日の朝日新聞にもエンペラーペンギン減少予測の記事が掲載されました!!

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