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『ルークの冒険:カタチのフシギ』(三谷宏治著、実務教育出版、2011年3月)は、新しいカタチの「科学ブック」です(^o^)/

2011 年 9 月 7 日 水曜日

三谷宏治様。やっと拝読致しましたm(__)m!!気づくのが遅くなり、申し訳ございませんでした_(._.)_!!

『ルークの冒険〜カタチのフシギ〜』(三谷宏治著、実務教育出版、2011年3月) 『ルークの冒険〜カタチのフシギ〜』(三谷宏治著、実務教育出版、2011年3月) 『ルークの冒険〜カタチのフシギ〜』(三谷宏治著、実務教育出版、2011年3月)

仕事帰りに、丸ノ内の丸善でご著書を検索したところ、「自習書」のコーナーにある、という結果が出て、ちょっと意外に感じました。なぜかと言えば、回りの棚にあるのは、全て「問題集」等のいわゆる学習参考書だったからです。

たしかに、図書分類的に言えばそうなのかもしれません。しかし、拝読しての感想は、これは「学習参考書」あるいは「自習書」というより「科学書」だということでした!

最近「カジュアルサイエンス」とか「ライトサイエンス」あるいは「ジェネラルサイエンス」とかいう言い方が出てきています。従来の伝統的あるいはアカデミックな学問的分類(縄張り)に拘らず、広くわかりやすく科学的なものの見方や考え方を普及しようという動きですね。

三谷さんのお書きになるものは、そういう新しい概念の先駆だと思います。

実は、私はいわゆる「ビジネス書」が肌に合いません。読み手を基本的に小バカにしている、というか、見下している、という「完璧上から目線」の書き方が嫌なのです。「おバカなゆえに貧乏で負け組の君たちに教えてあげよう!」という姿勢がキモチイイくらいに徹底しているのはいいのですが、結局書いてある中身は、ほとんどが他人の業績の貧弱なひき写しか、自慢話か、はたまた独りよがりの古典解釈だったりするからです。

つまり、自ら長年研究し独自に研鑽を重ねた末に得られた、オリジナルな発想や事実が、ほとんどないからです。まあ、ちょっと上等な「コピペ」といった感じです。

というわけで…、実は『ペンギン、カフェをつくる』は、その「ビジネス書のコーナー」に置かれていたので、完全に誤解しておりました(~_~;)!!申し訳ございませんm(__)m!!

実際の本の内容と、それが書店や図書館等でどの棚やコーナーに分類されるかという問題は、実は結構大切な問題をはらんでいるんですね!!

三谷様、今後も、「新しい科学書への挑戦」を、イワトビのルーク君と共に続けて下さいm(__)m!!

次回の新作を、楽しみにお待ちしております(^○^)!!

コメント / トラックバック 3 件

  1. kochan-mama より:

    「ビジネス書」嫌いのくだり・・・。
    その手の業界周辺(書店ではないですけど)に身を置く私としては思わず“くすっ”“にやっ”という感じです。
    さすが、上田先生!

  2. 三谷宏治 より:

    上田さん、『ルークの冒険』も読んでいただき、本当にありがとうございます!

    知識や事例は用いながらも、決して引き写しでない「オリジナリティ」を大切にしたいと思っています。
    また、「オリジナリティ」の大切さとその持ち方を、子どもたちにも伝えて行きたいです。

    「新しい科学書」と言っていただき、うれしいです。
    これからもガンバリマス!

  3. 上田一生 より:

    >kochan-mama 様
    そうなんですか!その業界関係の方を前にして、大変失礼致しました_(._.)_!!
    これは、あくまでも「私の個人的嗜好の問題」ですので…(~_~;)「風変わりなオヤジやなあ!?」と呆れていただければ、それで結構です(~_~;)

    >三谷宏治 様
    ご丁寧にお言葉をいただき、ありがとうございますm(__)m!!
    私も、多くの研究者や園館の先達の業績を引用しつつ「ペンギン本」を書いております。仰る通り、大切なのは、引用しながらも「オリジナリティーを忘れない」という点だと思います。オリジナリティーは、自分の頭を使わないと生まれてきません。それが、三谷さんが目指していらっしゃることの1つだと、一教師としては理解しております。
    今後とも、何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m!!

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