6月18日早朝の宮城県沖地震と相次ぐ台風通過について考えること

2012 年 6 月 21 日 木曜日

18日早朝の宮城県沖での地震につきましては、宮城県内にお住まいの方々にお問い合わせを致しました。お忙しい中を、早朝からのメールにも拘わらず、皆様から「ご無事」との返信をいただき、本当にありがとうございました!!特に、マリンピア松島水族館の川村専務からは、すばやく「被害なし」のご一報をいただきました。いつも、迅速なご対応、本当にありがとうございます!!

その際、何人かの方からは、「今回の地震は揺れている時間がけっこう長く『またか!?』という危険を感じた」というご感想をいただきました。また、「うちは津波の心配はない地域だが、今後の台風等の大雨による土砂災害との組合せが心配だ」というご意見もありました。

さらに、何人かの方からは、「最近ようやく国や地方自治体からの本格的被災者支援が始まったので、被害を受けた家屋等の復旧が実現しそうだ」とのお話を伺いました。

これらのお話を伺っていて、深く思うことがいくつかありました。

まず、相変わらず「国や自治体」からの本格的支援が著しく滞っていること。震災から15ヶ月以上経過しているにも拘わらず、まだ、家屋等の復旧に着手できていない地域が多く残されていること。こういう現実に接すると、政治家いや政治屋たちの「現実感・切迫感」の欠如については、もはや呆れるのにも疲れた感を強くします。…が、これからは、さらにそんなに悠長なことも言ってはいられない事態になってくると思います。

私が、最も懸念するのは、いわば「複合災害」ともいえる、非在来型の複雑かつ深刻な災害が頻発する危険が高まっているのではないか?という点です。複合の中身は…

1、政治家=国政レベルでの「災害不感症」の常態化が進行しており、次の大規模災害に対応する能力が著しく低下していること。

2、威力も地域も大規模な地震が近々起きることが確実視されていること。

3、地球温暖化に伴う日本周辺の気候変動により、急激な気象変化に伴う様々な災害が頻発する危険が高まっていること。

4、特に、放射線被害を受けている地域に、このような災害が再び起きないという保証はなにもないということ。

これらのことが、仮に同時多発的に発生した場合、いったいどのような事態になるのか?その時、私たちはどのように対処すれば良いのか?

真剣に、現実的に有効な対応を考えていかなければならない。そう考えております。皆さんは、いかがお考えですか?

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