今朝の赤富士をながめ、大震災後20カ月を経てあらためて自らの非力を思いなにをなすべきか省みること

2012 年 11 月 18 日 日曜日

実は、10月中旬から現在にかけて、公私ともにかなり重たい出来事が相次ぎ、それらへの対応に追われ追われて毎日を過ごしています。11月11日に「なにか記したい」と考えつつ、なにも書けぬまま今朝になりました。

昨夜の暴風と激しい雨とに清められた「赤富士」が、西の地平線に静かに鎮座しています。映像ではおそらく判然としないでしょうが、富士山の頂は、すでに白く化粧済みです。富士山がお好きなドメチカ様!ご覧いただけますか?

赤富士 赤富士 赤富士

世の中は激しく動いているようです。ついに、あの日から20カ月を過ぎても、結局「国の大きな力=被災地への逞しく迅速な支援」は差し伸べられぬまま。ピカピカの議員バッチをつけた権力者たちは、専ら私利私欲と保身のために騒ぐだけ。そういう構造に変化はありませんでした。残念なことです。

そればかりか、密かに「時代錯誤的で無責任な右傾化」が進みつつあります。打ち続く天災と人災に苦しむ人心を、一見景気のよい勇ましい言辞を弄して操ろうとする輩が、老いも若きもジリジリ増えつつある。そういうイヤな気配・臭いがあります。

自ら最前線に立ち、直面している厳しい逆境を直視し解決しようとせず、なんの具体性もなく日本全体を危険な「賭け」にひきずりこもうとしている。その結果は、立場の弱い人々、若者たちに大きな負担と犠牲とを強いることになる。もちろん、被災地のことなど一顧だにされないでしょう。

しかし…、そういう私自身も、冒頭に記したように、最近3カ月ほどはなにもできていません。無力感というか己の非力さをあらためておもいしる毎日です。

それでも、世界は動いています。様々なことがらは、停滞しているように見えながら、動きと変化をやめることはありません。

これから、いよいよさらに厳しい冬(内外の変化)が日本を襲うでしょう。その試練に耐え、克服していく道筋は決して簡単明瞭なものではないはず。ましてや単純で勇ましいものではないはずです。泥まみれになっても、この平和と人々の命と美しい自然とをまもりぬく決意と実行力とが問われているのだと思います。

自助と互助との限界は知りつつも、公助を期待できぬ実情で自らの力でなにができるのか?冷静かつ厳しく自分自身に問いかけてみなければ…と考えています。

コメント / トラックバック 1 件

  1. kochan-mama より:

    富士山・・・日本人なら誰しも美しい富士に魅了されますよね。
    私たちペンギンファンはペンギンたちに癒やされ、元気をもらっています。

    マリンピア松島水族館名物「巨大ペンギンぐるみ」を復活させられたことだって、きっと、ほんの小さな小さな「できたこと」・・・。
    今日もどこかのお子さんと一緒に写真におさめてもらっているかなあ・・・?
    などと楽しく想像しています。

    これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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