ガラパゴス諸島に関する朗報です‼️

2021 年 12 月 5 日 日曜日

12月1日(水)、「PSG代表」であり「PCJ顧問」でもあるワシントン大学の P. D. ボースマ博士から、「クリスマスのご挨拶メール」をいただきました。その中に、ガラパゴス諸島(ガラパゴスペンギン)に関する朗報が記されていましたので、ご報告致します。

まず、ボースマ博士からの素晴らしいニュースの概略をまとめます。

「2021年11月初め、エクアドルのギレルモ・ラッソ大統領が、ガラパゴス諸島の管理領域を 60,000 平方キロメートルに拡張すると宣言しました。これによってこれまでの管理(保全)領域は約 45%拡大し、アメリカでいえばメリーランド州のほぼ 2.5倍、ミシガン湖とほぼ同じ面積となったわけです。(日本でいえば東京都の総面積の約 30倍弱にあたります。)また、この措置によって、UNESCOが指定する2つの「世界海洋自然遺産」海域(「ガラパゴス海洋保護区」と「ココス島国立公園」=コスタ・リカ領)とがつながることになりました。これによって、これまで保護されていなかった「ガラパゴス海域」と「ココス島周辺海域」とをむすぶ「ガラパゴス・ココス水道」と呼ばれる極めて重要な海域が保全対象となったのです。この「ガラパゴス・ココス水道」は、ジンベイザメ、マンタ、ウミガメなど、多くの希少な海洋生物の生息海域でもあります。今回の措置以前には、この海域に分布する島々の沖合い 1キロメートル以内に漁船が入ることも可能でした。しかし、今後は、島々の周囲 10マイル(約16キロメートル)以内への漁船の侵入が禁止されることになりました。」

ガラパゴスペンギンは、ガラパゴス諸島の島々をあちこち移動しながら繁殖していることが知られています。また、ガラパゴス諸島周辺の海域で餌生物を採っています。今回の、エクアドル大統領による保全海域拡張宣言は、ガラパゴスペンギンをはじめ、多くの野生動物を、より効果的に守ることに直結すると考えられています。

その効果に期待し、注目していきましょう。

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