南アフリカのケープペンギンがミツバチに刺されて大量死したというニュースについて

2021 年 9 月 23 日 木曜日

9月18日・19日頃から、BBCやCNNなどの「国際報道」を通じて、「南アフリカの野生のケープペンギンがミツバチに刺されて大量死した」というニュースが流れております。

各種報道によれば、南アフリカのサイモンズタウンにあるケープペンギンの繁殖地で、9月16日~17日にかけて、合計63羽のケープペンギンが、ケープミツバチに刺されて死亡したとのことです。サイモンズタウンのボールダーズ・ビーチは、国立公園内にあり、年間60,000人以上の観光客が訪れることでも有名。(添付写真参照)南アフリカ国立公園の専門官=アリソン・コック博士も 「これまでペンギンとミツバチは共存してきた」と言っています。

南アフリカ沿岸鳥類保護財団の研究者=カッタ・ルディニア博士によれば、死亡したケープペンギンのクチバシの付け根にある皮膚の裸出部やフリッパーを中心に、多い場合は1羽で27ヵ所もの、ミツバチによる「刺し跡」が確認されたそうです。

いずれにしても、「ミツバチに刺されてペンギンが大量死した」という出来事は、おそらく、世界で初めてのことだと思われます。絶滅の危機に立たされているケープペンギンに、これ以上被害が広がらないことを願ってやみません。

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