最近20年間で世界の海の21%が暗くなっているという研究結果が発表されました‼️

2025 年 6 月 3 日 火曜日

 5月末から、複数の情報媒体で、「世界の海洋の『有光層(ゆうこうそう)』に関する研究結果」についての報道が流れています。

 この研究結果は、プリマス大学(イギリス)の研究チームによって、学術雑誌『Global Change Biology』に、2025年5月27日付で掲載されたものです。

 研究チームは、2003~2022年の衛星データと数値モデルとを利用して、「世界の海洋の『有光層』の変化」を解析したとのことです。「有光層」とは、海中に太陽光が差し込む深さのことです。

 その結果、この20年間で、世界の海洋の21%が暗くなり、太陽光が届く水深が100メートルほど浅くなった海域もあるとのことです。

 発表の詳細につきましては、下記にてご確認下さい。

https://karapaia.com/archives/513931.html

 世界の海洋が暗くなっている原因については、いくつかの仮説があり、これから詳しく検証されていくものと思われますが、これによって、海洋生態系に少なからぬ影響や変化が起きる可能性が高まっていくものと想像できるでしょう。

 特に、ペンギンなど、餌生物を全て海洋に依存し、一生の70%ほどを海上で過ごす海鳥にとって、餌生物との関係や捕食者との関係がどのように変化していくのか、注目していく必要があると思われます。

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