キングペンギンの繁殖周期に関する最新研究が発表されました

2026 年 3 月 16 日 月曜日

 2026年3月11日(水)、学術誌『Science Advances』(第12巻・第11号)に、キングペンギンの繁殖周期に関する新しい研究成果が発表されました。

 この研究をまとめたのは、ストラスブール大学(フランス)のガエル・バルドン博士、モンクトン大学(カナダ)のテオ・バラクヨ博士をはじめとする、フランスとカナダの研究者グループです。

 詳しくは、以下のサイトにてご確認下さい。

複数年にわたる環境要因が亜南極海鳥の繁殖フェノロジーと繁殖成功率を左右する|サイエンス・アドバンシズ https://share.google/AinfjKipwwgxXSv0L

 ポイントは以下の通り。

①、2000~2023年の24年間にわたって、クロゼ諸島で繁殖するキングペンギン17,000羽(全て標識で識別)について、その繁殖周期について調査・分析した。
②、その結果、この間、キングペンギンの繁殖開始時期が19日早まり、繁殖成功率が44%(2000年)から63%(2023年)へと高まった。
③、①+②により、今のところクロゼ諸島のキングペンギン個体群は、環境変化にうまく適応し、繁殖周期を変化させていると考えられる。

 このような研究は「フェノロジー(生物季節学)」と呼ばれており、「季節の変化(周期)と生物の生態(繁殖周期や移動など)」との関係を分析するものです。

 南アメリカでは、パタゴニア南部でかつて繁殖していたキングペンギンが戻ってきていることが報告されています。このような現象も、ひょっとしたら、クロゼ諸島のキングペンギンの変化と、なんらかの関係があるのかもしれません。

 今後の研究や、新たな発見が楽しみですね。

コメントをどうぞ

ページトップへ