一部の種類を除き、ほとんどのペンギンは「群れ」をつくって繁殖します。昔から、「なぜ群れで繁殖するのか?」について、様々な「仮説」が提案されていました。
多数のなかまと同じ場所で繁殖していると、「食べもの(餌生物)のある海域を見つけやすくなるから」という「仮説」は、その代表的な一例です。しかし、この「仮説」は、あくまでも想像上のもので、ペンギンたちの実際の行動を具体的に調べて確認したものではありませんでした。
その「仮説」に、国立大学法人総合研究大学院大学と国立極地研究所などの研究者グループが果敢に挑戦しました。その概要は、以下の国立極地研究所の専用サイトにてご確認下さい。
採餌に失敗したペンギンは仲間の持つ情報を利用して餌場を探す | 2026年度 研究成果 | 国立極地研究所 https://share.google/G1c5HEvNW14G9LhXk
今回の研究のポイントは、南極で群れをつくって繁殖しているアデリーペンギンたちの43%(135つがい中の116個体)にデータロガーを装着して、親鳥たちの採食生態を追跡調査したところにあります。
その結果、長年「仮説」に過ぎなかった「群れ生活することの効果」の謎の1つに、解明の糸口が見つかったのです。データロガーは、非常に高価な研究機材ですから、今回のように「集中的な大量投入」には、かなりの「英断」が必要だったにちがいありません。
しかし、今後、ハイテク機材の進化がさらに進み、もっと大きな規模で、しかも同時並行的にデータを収集できるようになると、「野生動物の群れ生活」に新たな解釈が生まれてくるかもしれません。
楽しみですね‼️






